Heroku meetup #6 行ってきました!

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こんにちは、前回の記事が何故だかホッテントリになってしまった @benzookapi です。先週の話ですが、次世代を担うアプリケーションクラウドプラットフォームherokuのmeetup、Heroku Meetup #6 Japan Heroku Labに行ってきました!






今回は、herokuのUSの開発チームが参加されるとのことで、ちょうど新製品開発にherokuを使っている自分としては、「あれも聞きたい」「これも聞きたい」「てかherokuまだ使い倒してないし結構基礎も聞きたい」ということで参加させていただきました。

概要としては、ケーススタディとしてmixiさんのmixi API Quick Start(heroku上にさくっとmixiアプリのひな形を作成できる入門サービス)のプレゼン、USメンバーの紹介、(皆さん個性的!)、実際にherokuを業務で使っている数社によるコードコンサル(SonicGarden, wantedly, フレクト、その他の会社の方々)、Beer up with Pizza! という流れでした。

平日の17:00〜22:00という、ちょっと遅めの勤務時間の自分としてはまだまだ仕事真っ最中の時間でしたが、それをつぶしてでも行った甲斐はありました。

なお、当日の具体的な流れは、フレクトさんのブログに詳しく書かれていますのでご参照ください。

個人的に聞きたかったことは2つ。

異なるSSLに対応したマルチドメインのベストプラクティス、
複数ユーザーで1つのアプリ管理する際のアクセスコントロール、支払いの分散、

です。

マルチドメインについては、こちらの開発ドキュメントにある通り、ドメイン自体は複数持ててもSSLはUCCやSANといった共有型のものしか持てないことは分かっていたのですが、何かPorxyサービス的なものはないか、といった淡い期待を持ちつつの質問でした。

弊社のようにBtoBでお客様ごとに異なるドメイン、証明書を使ってサービスしなければならない場合、上記の仕組みだと導入に制限事項が出てしまいます。

事前に英語で書いた質問が読み上げられ、やった!と思って答えを聞き、Beer Up でも実際エンジニアの方に聞いてみたのですが、 結論から言うと期待する方法はなく、 SSLが異なる場合はアプリを分けるか、外部(AWSなど)にProxyを立てるなどの答えでした(T T)

二番目の質問については、コードコンサルで他社の方が同じ質問をされ(みんな考えること一緒だな)、「でもメニュー見る限りそんな機能ないよなー」と思っていたら、なんと「うーん、まだ開発中なんであんまり見せたくないけどあるよ!」ってことでUSチームの方が画面をちょろっと見せてくれるじゃありませんか!
おー、それそれ、そんな感じのほしいの、って思ってたら実は、エンタープライズパッケージ購入の一部の企業さんには先行リリースしてるみたいです。

お金たくさん払っている人は優遇されるというしごく真っ当な形だと思います、はい。

ちなみに、herokuはアプリをdynoという単位(EC2インスタンスに近い単位かな?)でスケールするのですが、 無料の1dynoだとパフォーマンスはちょっといまいちですが(しばらくアクセスしないと待機してしまうのも理由)、有料の2以上にしたとたんえらく早くなるんではじめ笑ってしまいました。

と、個人的にはこの2つが気になるポイントだったのですが、結論から言うと、

herokuいいよ!てことです。

今回、弊社製品の本番環境としては上記制限や、チェックポイントの裏付け作業が間に合わないなどの理由から採用を見送りましたが、(実績あるデータセンターでのホスティングを選択しました)開発やデモでは引き続き使わせていただこうと思いますし、その他のスポット的なサービスやSIなどには十分実力を発揮するプラットフォームだと思います。

なにより、ソーシャルネットワークやゲームアプリなど、BtoCでドメインなどあまり気にしないサービスをスタートアップするには、うってつけのプラットフォームだと思います。

その理由は、コードがプラットフォームに依存しないフリーミアムで無料で使えるアドオンが豊富で、DBや監視を簡単に一定基準で構築できる、などです。

AWSはスクラッチから環境構築できる強力なプラットフォームですが、使うと必ず課金されるのと、環境構築のレベルがエンジニアのレベルに依存してしまうなどスタートアップ時には少々悩ましい点がありますし、GAEはそれに特化したコードを書く必要があるので他のプラットフォームへの乗り換えが大変な場合がありますが、herokuはうまくこの両者の欠点をサポートしていると思います。

そして、ほとんどの作業をローカルPC上で専用コマンドで行えるのも魅力です。

また利用者がアドオン提供者としてアドオンを開発しビジネスできるのも面白いと思います。

欠点と言えば、正式サポート言語にPHPやPerlがないといったことでしょうか。
(Ruby on Rails, Node.js, clojure, Play(scala, Java) など単体でwebアプリになりうるものを主にサポートしているようです) 

ちなみに私はscalaPlay Framework を使ってます。


日本では、まだそれほど浸透していない感がありますが(私も数ヶ月前まで知りませんでした)、もっともっと使う人が増えてほしいサービスです。

ちなみに、日本語サポートスタッフ募集中みたいです。(要英語力ですけど)



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